ポップスドラマ「カリフォルニアドリーミン」
「たぬき」と呼ばれた中学校の教師が死んだ。
かつての中学、三年三組の仲間たちは、恩師の願い〈海への散骨〉を実現すべく、マイクロバスをチャーターし、伊豆の海へと向かった。
バスの中は皆が歌うアメリカンポップスの楽しい声。かつて「たぬき」は英語の勉強の手助けと称して、ポップスソングを歌わせていたのだ。
三組の教室からはたぬきがいれば、必ずポップスぬたが響いていた。
何度も癌の手術を受けている女、公共事業圧縮によって経営が立ち行かなくなっている経営者。「たぬき」を目指し教師になるも思いを果たしきれない校長、義父の介護に忙殺されている主婦、青春の夢を引きずってレコード会社に勤める男……
かつての少年、少女達は、40年の時を超えてその日へ帰ろうと、夜の道をひた走る。たとへ、一瞬だけでもと。そして散骨。「たぬき」へ捧げるポップスショー。
名曲がずらり
劇中で歌われる懐かしのアメリカンポップスは全部で40曲以上
テレビ、CMなどでリバイバルヒットした作品も多く、
「夢のカリフォルニア」「VACATION」「かわいいベイビー」「オンリーユー」「カレンダーガール」「ミスターロンリー」「ヘイ・ポーラ」「情熱の花」
など、テレビドラマやCMなどでリバイバルヒットした曲も多く、思わず口ずさんでしまう、お馴染みの曲が満載です。
客席からの声
- 思い出の美しさと楽しさを、ストレートに私に伝えてくれました。思い出を語る役者さんのいきいきとした顔。回想シーンに出てくる役者さんの動き。
思い出はいくつになっても美しいままなのだと、目で、耳で、心で感じることができました。 - カリフォルニアドリーミンを観て、この「瞬間」まで大事にしたいな、と思いました。学校生活最後となる今年に、こんな心を動かされるミュージカルを観ることができて、本当によかったです。
- 僕は、こういうのを見ているとすぐに寝てしまいます。でも、今回は真剣に真剣に見ることができました。
その場面にあった音楽や歌を歌い、普通の劇とは違って楽しんで見ることができました。 - 世代が違うのにもかかわらず、聞けば口ずさめる曲がとても多くてすごく楽しめました。
- 舞台で踊っている人たちの姿はとても楽しそうで、気持ちが明るくなりました。
いい先生に、いい生徒があって、いいクラスはできていくんじゃないかなと思いました。 - このお話の登場人物のように、何年経っても恩師への感謝の気持ちを忘れないで大切にできる人になりたいです。
今回の演劇を観て、私達の高校生活の一日一日を大切にして、先生や友達と楽しく過ごしたいと思いました。 - 登場人物達が中学の頃あった出来事を楽しく話している場面では、自分もあれぐらいになったら、ああやって中学の仲間と共に笑って話せるのかなと少し期待がふくらみました。
- 劇団の皆さんの作り出す雰囲気に引き込まれていく感じが心地よかった。テンポの良いやり取りが劇団の魅力ですね!!
上演時間 | 約110分(休憩なし) |
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人数 |
出演者 17名 スタッフ 5~6名(会場条件により変更) |
会場条件 |
ホール |
舞台準備 | 約5時間 |
舞台撤去 | 1時間半~2時間 |